【1701日本語新聞編集】第9回:5月8日

皆さん、おはようございます。

新聞編集の授業です。


この1週間の中国の主なニュースを教えてください。

 春秋 5月4日

どうしたら社員がやりがいを持ち、成果をあげられるか。

デジタル時代の厳しい競争に勝つために、たいていの企業が人事制度の見直しに知恵を絞っている。

なかでも取材に回っていて感じることがある。

上司と部下の面談を充実させたいという声が、実に多いのだ。

「必要なら随時」「毎月でもいい」。各社の人事部は頻繁な面談を社内に呼びかけている。

狙いは上司が部下との意思疎通(いしそつう)を深め、目標達成に導くことにある。

「あの仕事は50点だったがチャレンジする姿勢は買う」「もっとこんな力をつけるといいね」……。

部下の疑問や不安の解消が、やる気を引き出す第一歩という。

 新型コロナウイルス対策の「人との接触8割減」という目標も、到達には政府と国民の意思疎通がカギになる。

首相が国民一人ひとりと面談するわけにはいかないが、なぜ8割減が必要か、胸にストンと落ちる説明がほしい。

緊急事態宣言が延長されることになり、外出自粛は正念場(しょうねんば)だ。

目標数字への納得感が大事になる。

バブル崩壊後、日本企業には成果主義と共に目標管理制度が広まった。

多くはノルマの達成状況の把握や、賃下げの道具になり、社員の士気は下がった。

昨今のコミュニケーション重視にはその反省もある。

8割減の取り組みも、政府からの一方通行になっては効果があがりにくい。

「3密」は厳禁だが、対話は密に願う。

単語

正念場(しょうねんば)重要场面 关头

ノルマ 定額

三密(さんみつ) 「密集」「密閉」「密接」のこと。 
人が集まるところ、密閉された空間、人との密接を避けることがコロナウイルス対策では重要とされている。

 質問

  1. なぜ日本の社員のやる気は低いのでしょうか。
  2. 社員のやる気を引き出すためにはどうしたらいいと思いますか?

参考

世界でダントツ最下位!日本企業の社員のやる気はなぜこんなに低いのか?

 日本企業の社員の「やる気」は世界最低だという。これは、アメリカの人事コンサルティング会社KeneXa High Performance Institute(以下、ケネクサ)の調査による「事実」である。

 正確に言えば、ケネクサの調査は「従業員エンゲージメント」についての調査で、28ヵ国の社員100名以上の企業・団体に所属する社員(フルタイムの従業員)を対象に行なわれた。サンプル数は約3万3000名。ケネクサが定義する「従業員エンゲージメント」とは「組織の成功に貢献しようとするモチベーションの高さ、そして組織の目標を達成するための重要なタスク遂行のために自分で努力しようとする意思の大きさ」ということで、要するに「仕事に対するやる気」である。

 この「従業員エンゲージメント指数」、世界最高はインドで77%。以下、デンマーク67%、メキシコ63%と続く。他の主要国では、アメリカが59%で5位。中国57%、ブラジル55%、ロシア48%など。イギリス、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ先進国も40%台後半で弱い。韓国は40%でブービー賞。日本が31%でダントツの最下位である。というわけで、日本の社員のやる気は世界最低という次第である。

出典:株式会社デルタマーケティング

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原文地址:https://www.cnblogs.com/nihongo/p/12846642.html