【1701日本語新聞編集】第7回:4月24日

皆さん、おはようございます。

新聞編集の授業です。

前回の翻訳の宿題、まだ提出していない人は提出してください。


 日経新聞 4月22日

物価目標 22年度も未達

日銀検討、異次元緩和(いじげんかんわ)10年

日銀は新型コロナウイルスの感染拡大による景気の急速な悪化を踏まえ、27日~28日に開く金融政策決定会合(きんゆうせいさくけっていかいごう)で

経済や物価の見通しを幅に引き下げる検討に入った。

異次元緩和の開始から10年目になる2022年度の消費者物価上昇率も2%目標に届かないとの予測を示す方向だ。

1%弱としていた20年度の実質成長率は一転してマイナス成長との見通しを示す。

今年度(こんねんど)成長率 一転マイナスに

日銀は同会合で四半期に1度の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表する。

今回は新たに22年度の物価と成長率の見通しを示す。

黒田東彦(くろだはるひこ)総裁の任期は23年4月8日までで、22年度は事実上の最終年度にあたる。

 異次元緩和を始めてから10年目の節目にもなる。物価上昇率は1%台とする方向だ。

1月時点では生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)の上昇率で20年度に1%、21年度に1.4%を見込んでいた。

これもそろって引き下げる方向だ。経済活動の急激な収縮で、物価を押し上げる力が弱まっているとみている。

実質成長率は1月の予測では20年度を0.9%としていた。その後の新型コロナの影響で状況が一変。

世界的な外出制限による需要の蒸発で輸出や生産が落ち込み、個人消費も店舗の休業などで急速に冷え込んでいる。

国際通貨基金(IMF)は14日、20年の日本の成長予測をマイナス5.2%と従来見通しから5.9%も引き下げた。

日銀内でも「短期的な影響だけ見ればもはやリーマン・ショック以上」との見方が浮上しており、20年度の成長率はマイナス予測に改める。

21年度は新型コロナの終息に伴いプラス成長への復帰を想定している。

 市場では新型コロナの影響が見極めづらいことから、日銀が景気や物価の見通しの開示を見送るとの観測も出ていた。

だがIMFや民間シンクタンクなどが先行きの展望を示すなか、「日銀の考えているシナリオをしっかりと伝える必要がある」(幹部)として見通しは公表する方針だ。

質問

  1. 消費者物価指数はどうなるのが理想的だと思いますか?
  2. 中国では100万円(6万5千700元)を定期預金で1年預けると、何パーセントの利子がつきますか?
  3. 中国では逆に急激な物価上昇が問題になっていると思います。
    皆さんも日ごろ物価が上がったなと思うことはありますか?
  4. コロナウイルスによって中国の経済はどうなりましたか?また、どうなる見込みですか?

 単語

  • 消費者物価指数(CPI) Consumer Price Index
  • シンクタンク Think Tank 諸分野に関する政策立案・政策提言を主たる業務とする研究機関。 

↓参考

黒田東彦(くろだはるひこ)

元財務官僚。第31代日本銀行総裁。財務官を最後に退官し、一橋大学大学院教授、アジア開発銀行総裁を経て現職。財務省内での愛称は「クロトン」

 (出典:総務省統計局のデータベース)

 

https://aonorifx.com/blog/7888/

 

(出典:東京新聞)

 

量的金融緩和政策

金利の引き下げではなく市中銀行が保有する中央銀行の当座預金残高量を拡大させることによって金融緩和を行う金融政策で、量的緩和政策、量的緩和策とも呼ばれる。

平時であれば金利を下げていけば、経済刺激効果が出て景気は回復するが、深刻なデフレーションに陥ってしまうと、政策金利をゼロにまで持っていっても十分な景気刺激効果を発揮することができなかった。

そこで政策目標を金利だけでなく、資金供給量を増やすことで対応した金融政策が量的金融緩和政策である。

天風録

単語

ドライブスルー drive-through
自動車に乗ったまま商品やサービスが提供される機能およびその設備

薬局、クリーニング、眼鏡店…に共通しているものは?

これらすべて車に乗ったままでドライブスルーで利用できるという。

といっても群馬県(ぐんまけん)のことだ。車と免許の保有が全国屈指のクルマ王国には、何でもドライブスルーにする文化があるそうだ。

米国発祥とされ、日本でもファストフード店を中心に広まった。

車を乗り付けてそのまま買い物できる。社内にいれば、人目も気にならず夜間も安心だ。

手軽さと便利さが人気の理由か。

現代の生活にすっかり溶け込んだサービスと言えるが、このウイルス禍(か)にあらためて注目されることになった。

感染判定の検査を拡充する手だてとして、期待が高まる。

屋外で車の窓越しで行えば、院内感染のリスクを減らせる。

時間もかからず、たくさんの検査をこなせる。韓国や米国で採用され、名古屋市などが独自に手掛けてきた。

国もここに来て、ようやくゴーサインを出した。

感染経路をたどる従来のやり方では、拡大を抑え込むことができなくなった。

韓国では屋外のテントで検査するウォークスルー方式も普及する。

海外発のアイデアを積極的に取り入れてきた文化がある。

日本流に知恵を絞り、検査をぐっと増やしたい。

↓参考

コロナ検査 世界に後れ 1日2000件弱、独の17分の1

2020/4/2 日本経済新聞 朝刊

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、日本が検査で後れをとっている。検査数は1日2千件を切っており、100万人あたりの検査数はドイツの17分の1だ

 

質問

中国にドライブスルーのお店はありますか?

この先中国もアメリカのような車社会になると思いますか?

(もうなっていますか?)


天声人語ドリル

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原文地址:https://www.cnblogs.com/nihongo/p/12764898.html